ブログの内容よりも、この書き出しをどうしようかで30分かかってしまいました。3回生の石本龍之介です。このブログを書いている現在10月6日、Iリーグ決勝トーナメント準決勝の一週間前です。なんとなく予想はしていましたが、準決勝は高知大ダービーということになり、互いの練習を見なかったり探り合いが行われたりと、ダービー特有の雰囲気となってきました。決勝トーナメントが終わってからの方が内容としては書きやすいのですが、少し早めに今シーズンを振り返っていけたらなと思っています。少し長くなりますがお付き合いください。

2023年9月17日 Iリーグ第7節 vs高松大学。

選手に専念すると決意して臨んだ昨シーズン。自分にとっては大学サッカー初の公式戦出場。出場時間としては30分程度にしか及ばなかったはずであるが、これまでのサッカー人生においては上位に残るほど情けなく、不甲斐ないプレーをし、長いような、一瞬のような、そんな試合であった。学生コーチとして振る舞いや練習メニュー、戦術など様々なことを教えてくれていたはずの愛斗君を裏切るかのように学生コーチを辞め、選手としてサッカー部に残ることを決めた身勝手な自分を信じ、ピッチに送り込んでくれたにも関わらず、何もできず、4回生を引退させてしまった。悔やんでも悔やみきれません。

けれども時間は待ってくれません。その日の夜には次のシーズンの話が始まりました。明日からの活動をどうするのか。誰が引っ張っていくのか。1週間のオフを挟み、新チームが始動した。当時3回生の園さん、大ちゃん、青木くん、キャプテンの龍希、副キャプテンの善大、僕の6人を中心に練習メニューや試合の日程等を試行錯誤しながら始まりました。今シーズンは、今でこそ3年ぶりのCチームが決勝トーナメント進出というところまできたものの、ここまでの道のりは決して順調ではなかった。

11月。例年通りカテゴリーを混ぜて活動をするという話が出たが、正直めちゃくちゃ反対した。こんなチーム状況の中、混合カテゴリーでやるなんて、来シーズンに向けたデメリットでしかないと思ったからだ。チームに対してこの期間がどのような意味を持っていたかは正直分からないが、少なくとも4回生の今シーズンにかける思いはひしひしと伝わってきたのを覚えている。

12月。本格的にCチームとしての活動がスタートした。ここからの内容は少し愚痴のような内容や誰かを怒らせてしまうような内容が増えてきてしまうかもしれませんがご容赦ください。この時期から翼くんと桂舟くんもCチームに加わってくれたことで、チームとしての方針を深めることになったが、オフシーズン特有の意識のズレに悩まされた。練習メニューや戦術など試行錯誤しながら毎日の練習に取り組む4回生と、まだまだ新シーズンがスタートしたような雰囲気ではない下回生との差から、チームに少しずつ綻びが生じた。向上心を持った選手はすぐにBへと昇格し、まだそこまでやる気の起きない選手がCへと降格する。12月から始まった新チームは、5月に1回生がチームに加わるまで良くない方向へと向かう一方であった。 

この頃からであったと記憶するが、一時期は本気でサッカー部を辞めようとした。自分で社会人サッカーチームを調べ、指導の経験を積むために高知市内のスクールスタッフの募集を見たり、これまでの活動でお世話になった中学・高校の顧問の方々に連絡したりしようかとも思った。両親にも相談した。これまでもサッカーが嫌になったことなど数えきれないほどある。しかしながら、ここまで本気でサッカーを嫌いになりそうになったのは初めてである。なんでこんな環境で毎日サッカーしなくちゃならないんだろう。それならもっと自分の将来に向けて意味のある時間を過ごしたい。そう思っているうちに年は明け、1月、2月となんとなく毎日が過ぎていった。練習の人数は10人前後が当たり前で、練習メニューも同じような内容が多く続き、練習試合は戦術だの勝敗だの以前に人がそろうかもわからない。そんな日々が続いた。それゆえ、どうにか状況を好転させようと頑張ってくれている4回生の姿とは裏腹に、チームの状況はさらに悪化していった。今年はIリーグにCチームとして出場するかどうかも怪しい、そんな話も出た。

 3月。半年前の自分は練習に来ることが本当に鬱だと感じていた。練習前は毎日暗い顔をしてグラウンドに行き、それを気付かれないようにプレーし、練習後は一刻も早くグラウンドを立ち去りたかった。もうこのままサッカーを辞めよう。何度もそう思った。でもしなかった。できなかった。そこにはサッカーの好き嫌い以前に4回生への思いがあったからだ。代表の大ちゃんは慣れない仕事をしながら、幹部と僕たちとの板挟みになり、凄くしんどい思いをしていたに違いない。監督の園さんは、あれほどもうしないと言っていた学生コーチを、自分が選手をしたい気持ちを押し殺してまで選んでくれた。入学してからずっと同じカテゴリーだからこそ、この二人の頑張りを裏切ってはいけない。学生コーチでも、キャプテンでもない、ただ学生コーチを約一年やっていただけの自分を頼ってくれた4回生を裏切るわけにはいかない。ただそれだけの思いで今シーズンを戦うことを決意した。

4月。チームはIリーグに向けて活動を続けていく一方で、Fチームが始動した。今年も新入生班として携わったが、このメンバーが来月からチームに加入するのかと思うとワクワクした。必ずチームをいい方向に進めるきっかけになってくれるだろう。そう確信した。

5月。いよいよ迎えたIリーグ開幕戦、高知大ダービー。1回生が加入してから約1週間、戦術を落とし込むとか理解しているとかそういう次元の話ではなかった。でもやるしかない。勝つしかない。チームの雰囲気は1か月前からは想像できないほどの盛り上がりであった。しかし、結果は0-1。終了間際の失点。4回生の底力を見た気がした。ベンチから飛び出して喜ぶBチームの姿は脳裏に焼き付いている。しかし、下を向いている暇はなく、目の前に次節が待っている。昨年、一昨年と悔しい負け方をし続けてきた相手であったが、結果は2-1で今シーズン初勝利。練習試合も含め、今年のベストゲームだと言っても過言ではない。チームが勝利に向けて一丸となり、結果を出すことができた。続く第3節、結果は1-2敗戦。延期された第4節、結果は2-2同点。チームとしての雰囲気は決して悪くない、でも結果が出ない。そんな試合が続き、迎えた9月。勝てば決勝トーナメント進出が確定する。教育実習中であった自分は、練習に何も参加できていないどころか、相手の映像すらほとんど見ることができていない。みんなを信じるのみであった。結果は4-0勝利。最終順位3位でトーナメントを迎えることとなった。

チームの雰囲気は半年前に比べれば、まったく別のチームであり、週末の準決勝に向けて一丸となって練習に取り組むことができている。あの時、部に残ると決めて本当に良かったとブログを書きながら思っている。ところで、このブログをここまで読んでくれた人、今シーズンCチームとして共に活動してきた人たちは思ったのではないだろうか。

「結局お前はどういう立場なのか?」

選手?学生コーチ?スタッフ?それとも兼任?正直なところ、自分でもわからない。聞かれたときは、選手だよと答えるようにはしているが、到底そうは見えない立ち回りをしてしまっていたに違いない。明らかに、一選手が踏み入ってはいけないようなところにまで意見を挟み、生意気を言い、4回生を困らせてしまっただろう。このような立ち回りをする自分に対して、疑問や不満を持っていたチームメイトも少なからずいるはずだ。しかし、チームが勝てばそれでよかった。自分が試合に出なくても、チームが勝利することが嬉しかった。4回生と一緒に全国という舞台に立ちたかった。その思いだけで今シーズンはここまで来た。自分のことは一番わかっているつもりである。今シーズンのチームスタイルであれば、自分が試合に出ることは難しいことは分かっていた。園さんは金曜日の夜、メンバーを決める度に「すまん」と一言言ってくれた。それに自分が試合に出るためなら、戦術や動き方を同じポジションの選手に教える必要などなかったはずだった。彼らが試合に出て、活躍し、チームが勝てるなら悔しさよりも嬉しさの方が強いのだろうなと思った。だからこそ、今シーズンはピッチ内外で自分のできることは全部やろうとした。対戦相手の分析、週末に向けた戦術を考えること、メンバー表やミーティング資料の作成、どれも苦だとは感じなかった。今シーズン、このような立ち回りをしたことに全く後悔はない。むしろここまでCチームで活動できたことを感謝したい。もしトーナメントに進出できていなければ、このような考えには至らなかったかもしれない。チームメイトには感謝しかありません。でも、満足はしていません。まだまだシーズンは続きます。今シーズンは11月末、Iリーグ全国大会まで続くと現状思っています。僕たちならできるはずです。このブログが上がるころには全国大会に向けてCチームの活動が続いていることでしょう。

最後に同期へ。
正直言うと、みんなのこと何もわかりません。いや、分かろうとしてませんでした。そんなことしなくても勝手に4年間が過ぎていくと思っていました。でも、そんなことを言っている場合ではないと今更ながらに思います。新シーズンの開幕はもう目の前まで迫っています。みんなが仲良くしないといけないとは思いません。だからといって無関心であるわけにはいきません。「あいつはこう思ってるらしいよ」「あいつこんなこと言ってたで」最初はそんなところからでいいと思います。互いを知ることから始めましょう。もう僕たちは、自分が良ければそれでいい、そんな考えで部に携わることが許されるような学年ではありません。来シーズン、いいスタートを切るために、4年間を笑って終われるようなシーズンにするために、試行錯誤しながらみんなで頑張りましょう。

やはりとても長くなってしまいました。まだまだ書きたいことだらけですが、また別の機会に。

[FW 石本龍之介 (3回生)]

IMG_1152
↑ありがとう、最高のシーズンでした