ラストイヤー。

最近、この言葉を聞く度に「全てが最後」と実感する。

私達は4回生になりチームを代表する学年になった。

この代は、とにかく個性が強い。

強過ぎるほどに様々な個性があり、良い面も悪い面もある。

そんな学年の、チームの「キャプテン」を任された時、不安と同時に光栄に思った。

みんなが「お前しかいない」そう言ってくれたからだ。

新チーム発足にあたって、4回生でミーティングを行い、今年の目標やスローガン、4回生としてあるべき姿など方向性を定めた。

それぞれに役割があり、責任があり、信頼関係が成立する。

副将の2人や、カテゴリー代表、学生コーチ、広報、各班のメンバーなどそれぞれが行動してくれていて、私はとても助かっている。

だから私もみんなに負けないように責任を持って今年はキャプテンを全うしたい。

私のサッカー人生は、常にキャプテンが付き物だ。

中学校のクラブチームでは、全員で11人程しかいないチームで地区予選敗退が当たり前だった。

それから一変して高校では180人のキャプテンになり全国大会も経験した。

そして大学でもキャプテンになり、140人の代表になった。

自分はそんな柄ではないと思っているが、何故かそうなのだろう。

昔からキャプテンを任されているせいか、私は人をよく観察するようになった。

私生活、練習中など様々だ。少しの変化にも気づけるようになったと思う。たくさんの人に関わることも増え、目上の人と話す機会も多い。キャプテンという立場が、私を成長させてくれていると身に染みて感じている。

今年は、四国でアイリーグが始まったり、総理大臣杯の時期が変わったりなど、大きく変わる「変革」の年となる。

それらの大きく変わる中でも、直近にあるのが「天皇杯」である。

いよいよ私達は明日、天皇杯予選決勝を迎える。

相手は昨年1-2で敗れた高知ユナイテッド。セットプレーから2発やられ、本戦に出ることは出来なかった。

それと同時に個人的にも悔しさだけが残った。

タイトルにもあるように「王座奪還」は今年の目標の1つである。

私の中で天皇杯に出る事は大きな意味を持つ。

下級生時から試合に出させてもらっているが、天皇杯だけは縁がなく出場したことがない。

怪我や予選で負けたりと、未だに本戦のピッチに立っていない。

だからこそ、今年は必ず自分の手で掴み取りたい。そして、上のカテゴリー、Jチームと試合することで、もうワンランク、個人としてもチームとしても成長したい。

今の私達ならそれが出来るはずだ。今のチームは活気に満ち溢れ、全員がチームに関わり積極的に行動している。

お互いが言い合い、時にはぶつかる事もあるが、そこから更に絆が生まれ、真の仲間として話せるようになった。それらの証を目に見える形として出すためにも結果を残し、良いチームと認めてもらうためにも明日の決勝は大きな意味を持つ一戦になるだろう。

川田監督を勝たせたいという想いも非常に強い。

川田体制2年目の今年は結果が求められると思う。

川田監督、那谷コーチ、学生コーチ、主務、副務、フィジカルコーチ、B.C.Dのメンバー、マネージャー、全ての人に支えられて今のトップチームがある。

個人的には家族、友人、先輩、後輩、高知の家族など支えてくれる人達がたくさんいる。両親も福岡から応援に来てくれる。

「優勝」という最高の形で恩返し出来るように明日は必ず勝つ。

そして、みんなで笑って帰れるように。たくさんの人の「想い」を背負って私は明日ピッチに立つ。

全ては高知大学体育会サッカー部のために。


MF 下園直輝 (4回生・主将)

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