最後のブログということで、何を書こうか迷いましたが、せっかくこのような機会をいただけたので、お世話になった人に口では上手く伝えられないことを伝えたいと考えました。友人や後輩など自分の想いを伝えたい人は多くいますが、その全ては書ききれないので今回は一番自分の想いを伝えるべきだと思った家族に対して書きます。家族以外の人にとっては、退屈な内容になると思いますが、最後まで読んでいただけるとありがたいです。

家族へ

本気でサッカーを続けられる期間はあと少しとなり、自分のサッカー人生を振り返る機会も多くなったような気がします。

改めて振り返ってみると充実感、感謝という晴れ晴れとした気持ちがある一方で、申し訳なさや後悔に苛まれることもあります。どちらも本音であると分かっていながらもうまく整理できず、どうしても複雑な気持ちになってしまいます。

これまで様々な部分で恵まれてきた私であるので、家族には真っ直ぐに「ありがとう」と伝えたいし、「ごめん」なんて野暮なことは言いたくないのですが、どうしても申し訳ないなと思う気持ちが付き纏ってしまいます。どちらも本当の気持ちなので、今回はその両方を伝えたいと思います。感謝と謝罪があるややこしい文章になると思いますが、ややこしいのはいつものことだと思いながら見てください。

まずは「ありがとう」と伝えたいです。計り知れないほどの愛情を自分に捧げてくれて本当にありがとうございます。いつまでも手のかかる子供で、これまで多くの迷惑をかけてきましたが、家族のおかげで今も自分は笑って毎日を過ごすことができています。不器用な上、わがままばかりで、突拍子もない決断や行動を繰り返し、家族には負担や心配をかけることばかりでしたが、様々な面で献身的にサポートしてくれたおかげで今も高知というと遠く離れた地で元気に生活し、サッカーを続けることができています。

いつも自分のことを一番に考えてくれ、支えてきてくれた家族には感謝してもしきれません。大学生になり、遠く離れた場所に住むことで、改めて家族のありがたさに気付かされることも多くありました。わざわざ滋賀県から息子の試合を見るために高知まで来てくれる人は中々いません。それも何回もです。福島や静岡にまで来てくれたこともありました。多分、県外出身のサッカー部員の保護者の中で一番息子の試合を見に来てくれていると思います。本当にありがとうございます。苦労することも悩むこともありましたが、いつも自分を気にかけてくれ、本気で応援してくれる存在が自分にとって一番大きな支えでした。ここまで紆余曲折ありながらもなんとか踏ん張ってこれたのは家族のおかげです。こうして振り返ってみると、家族は自分に本当に多くのものを与えてくれたなと改めて思います。

一方、自分は家族に対して、何をしてあげられたんだろうと考えると、やはり申し訳ないなと思う気持ちもあります。期待に答えられたことより、期待を裏切ってしまったことが圧倒的に多かったと思います。高校時代のサッカーではあんな失敗をしたにも関わらず、今も同じようなことを繰り返しています。いつも情けない姿を見せてしまってごめん。サッカーをする意味はこれまで色々と変化しましたが、大学では家族に喜んでもらえるような姿を見せたいと思いながら、より一層サッカーに熱意を注いできました。今年の天皇杯の決勝では、決して満足のいく内容、結果ではなかったですが、やっと真っ直ぐな気持ちで「見に来てくれてありがとう」と言うことができました。失敗を重ね、すっかり卑屈になり、これまで前に進んでいるのかどうかわからない状態でしたが、その時、ほんの少しではありますが、前に進めたと実感しました。

その後、総理大臣杯の直前にはBチームに落ちるなど、結局、上手くいかない情けない自分になってしまっています。やっと、ここまでこれたと思いきや、ふとした瞬間に突然、みっともない自分に戻ってしまうことの連続でした。自分だけでなく家族もそんなやりきれない気持ちにさせてしまったと思います。まだ全てが終わってわけでもないのにこんなことを言ってしまって申し訳ないです。こんな言葉は聞きたくもないと思いますが、これも自分の本当の気持ちです。そういった気持ちも受け入れ、前を向いて感謝を伝えられる懐の深い人になりたいと思いますが、まだ少し時間がかかりそうです。これまで数えきれないほどの迷惑をかけてしまってごめんなさい。

感謝を伝えたいと思いながらも、どうしても申し訳ないと思う気持ちが拭えません。ただ、大学サッカーの最後ぐらいは100%の気持ちで「ありがとう」と伝えたいと強く思っています。

どんなに卑屈になっても、迷った気持ちでボールをを蹴ることは絶対にしないと決めています。やってやろうという気持ちを誰よりも強く持ちます。情けない自分のことなど棚に上げて、死に物狂いで頑張ります。とりあえず今は目の前に残されたチャンスに全力を注ぎます。しょうもないことで悩むことも、足を止めることも絶対にしません。ただひたすらに上を目指していきます。そして、最後に何か1つでも喜んでもらえるようなものを見せれるように、最後には胸を張って、100%の気持ちで「ありがとう」と伝えられるように頑張ります。

本気のサッカーもこれがラストです。絶対にやり遂げてみせます。期待して待っといてください。

[MF 松崎佑哉(4回生)]

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↑ 最後のブログはこの写真にすると決めていました。