“Crew” 訳:乗組員、乗務員、仲間(名詞)、乗組員として働く(動詞)(weblio英和和英辞典:https://ejje.weblio.jp/content/amp/crew)

ドイツに来て最初に練習参加したチームの監督から受けた私に対する評価だ。コミュニケーションに難がある異国人が必要とされるために、私はドイツに来てから自分のスタイルを大きく絞った。その段階を踏んでいく上で欠かせなかったのが『自己分析』である。それは、サッカーをする上で自分を知ることでもあり、自分のアピールするべきポイントを理解でき、勝負するべき場所に行くことができるようになる。それこそが私の最大の武器なのだ。

私はピッチに送り出される際、監督から「走れ。そして点を取れ。」これしか言われなくなった。逆に言えば、これをすることで試合に出場できている。思えば大学での2年間は色々なことを求めすぎていた。どこか独りよがりなところがあったと感じている。それが空回りしていた。そういった意味ではこの1年で考え方は変わったような気がしており、自分の持つ身体能力が活きるような闘い方が染み付いてきている。そして何より物事を割り切るようになった。これは『プライドを捨てる』と言っても過言ではないが、自分を示すためには欠かせなかった。もう私はドリブルではなくパスを優先し、技術的なミスがゼロにならないようなただの戦士となった。それが私の特徴を一番活かせるからだ。これらの自分の感覚から共有できることが3つある。

①自分の武器を見つけること
②物事を楽観的に捉えること
③自分を犠牲にする覚悟を持つこと

人によっては難しい項目もある。それでもどの世界に進もうと持たなければいけないものであると私は確信した。特に日本人ならではの考え方からすると、②は難しいと思う。それが日本の伝統的な美徳だからだ。『反省』という言葉があるように、自分を振り返ることは素晴らしい。ただ、それは自分の良くなかった部分ばかりに焦点を当ててしまう。より向上するためには欠かせないことであるが、正直それが物事を劇的に変えてくれるとは思わない。怪我をした、練習で思うようなプレーができなかった、負けたなど自分にとってマイナスな要素はそこら中に溢れている。それら全てに対応していたらキリがない。かつての私もそうだった。全てを根本から修正しようとしていた。その度苦戦していたと思う。だが今は違う。現実を受け入れ、良い意味ですぐ切り替えて対策を考えることができている。これは今のチームメイトを見て学んだことだ。練習が終わればみんなロッカーで楽しそうにしている。例え練習中にどんなに悪いプレーをしていたとしても。それが彼らにとって普通なのだ。つまり、皆様もよく言われてきたであろう『オンとオフの切り替え』というのは思っている以上に大胆に行なっても問題はないということだ。これは是非皆様にも意識していただきたい。

今シーズンもあと2ヶ月になった(残り8試合)。限られた時間で大きな自信を得れるように闘うだけ。最後まで朝岡のことを応援していただけると幸いです。

[FW 朝岡裕介 (4回生)]

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↑私は中毒者かもしれません。