最後の部員ブログを書くと決まった時、何を書こうか悩みました。悩んだ結果、他の大学の部員ブログを参考に考えてみようと思い、「大学サッカー 部員ブログ」で検索しました。検索結果から多くの大学の部員ブログを閲覧することができました。色々な人が様々な思いをもって大学サッカーに取り組んでいたのだと思いました。多くの部員ブログを参考にした結果、「大学4年間の学び」について綴りたいと思います。

大学4年間では多くのことを学びました。まずはPDCAサイクルについてです。Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(対策・改善)→P→D……というように計画を考え、実行し、その結果を自分で評価し、対策や改善を図り、新しい計画を考えるというサイクルのことです。このサイクルを回すということが何事においても肝心だと学びました。また、学部ではSWOT分析というものについても学習しました。SWOT分析とは、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4項目について分析を行うというものです。本来、事業戦略に用いられるものですが、就職活動の際には個人分析としても活用することができます。強みと弱みについては文字の通り、自身のストロングポイントとウィークポイントになります。この2つは自分自身でどうにかすることのできるものです。機会と脅威に関しては、自身ではどうしようもないものです。例えば、企業の合同説明会への参加は機会にあたり、コロナウイルスの蔓延は脅威にあたります。学部では実際に自身で事業を考えSWOT分析を行いました。この分析を行うことで、物事を多角的に捉えることができるようになると思いました。PDCAサイクルを回すこと、SWOT分析に取り組んでみることの2つが大学4年間での学びでした。

嘘です。ここまで読んでくれた人には申し訳ありませんが、私にとってPDCAサイクルやSOWT分析での学びは大したものではありませんでした。私にとって、大学生活の4年間は知識による学びではなく、経験による学びの方が大きかったです。では改めて私の大学4年間での学びは「人を大切にする」です。

これはサッカーや私生活、勉強など全てにおいて共通して言えることです。「人を大切にする」この言葉は私の就職活動を手伝ってくれた人が何度も口にしていた言葉です。その人とは基本的にサッカー関係の運営を行う時に一緒に活動していました。サッカーの試合の主催をする。そのためにはどれくらいの人が携わっているでしょうか。サッカーをプレイする人、主審、副審、指導者、パッと思いつく人はこれくらいでしょうか。実はもっとたくさんの人が携わっています。バス移動の時は誰が運転してくれているのか、お弁当が出る時は誰が作ってくれているのか、会場の管理は誰が行っているのか、など考えれば考えるほど多くの人の支えがあることが分かるはずです。その人たちを大切にできているでしょうか。「大切にする」と言ってもこれをすれば大切にできたと言える基準がある訳ではありません。ただ、誰でも簡単に人を大切にできる方法があります。それは感謝を伝えることです。バスから降りる時に「ありがとうございました」、ご飯を食べ終わったとに「ごちそうさまでした」、会場を去る時に「ありがとうございました」この感謝の気持ちを伝えれる人は滅多にいないと思います。なぜならバスで移動できる、ご飯が出てくる、サッカーできる環境が整っている、ことが当たり前になっているからです。

この4年間で様々な文句を聞きました。「なんでバスで移動しないの」「なんで昼飯でないの」「なんで土のグランドなの」正直、うんざりです。文句を言うなら自分でやれよ。何度もそう思いました。自分でバスや昼ご飯、会場の確保をしてから文句を言えよと思います。その手配をしてくれている人がいることを忘れないでください。これは私の経験からですが、文句を言う人ほど何もしていません。手配してみたけどダメだったという人は文句を言いません。文句を言う人は、文句が出ないくらい自分でまず行動していてください。これまで当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかったと感じるはずです。

「人を大切にする」この「人」には自分も含まれています。私は他人を大切にすることはできても、成松将平を大切にすることができなかったと思っています。私は人のためには頑張れても自分のためには頑張れません。自分と他人を天秤にかけた時、他人を優先してしまいます。特に最後のシーズンは自分がボロボロになっても気づかないふりをして走り続けました。「もう無理」と分かっていても、傷付いていないふりをしていました。自分を大切にできるのは自分だけと学んだシーズンでもありました。

自分を大切にする。これについて、最終シーズンで私が溜めていた思いを吐き出したいと思います。まずは後輩に向けて。なぜ高知大学でサッカーしているのですか。部費が高いと文句を言うなら辞めればいいだけです。毎月3000円払っている、運営費を払わないといけないことに文句を言うなら辞めればその分の出費はありません。わざわざお金を払ってまで、大学の貴重な時間を割いてまで「自分で」サッカー部を選んでサッカーをしているのです。もっとサッカーに本気になっても良いのではと思います。このことを踏まえて4年生、最終シーズン悔いが残ってませんか。悔いが残っていると答える人には「ふざけんな」と言いたいです。そんな奴のために私がボロボロになるまで傷付く必要があったのかと思うと腹が立って仕方ないです。おそらく、私以外の4年生は不自由なくサッカーができる環境だったと思います。私が指導という役割を選んだ理由は、シーズンの最初には「4年生のみんながサッカー選手に専念できるために」でした。その思いはいつか「後輩のために」へと変わっていました。初めての指導者という立場で意味が分からなくなっている中「大丈夫か」と連絡をくれた人は4年生のみんなではなく、卒業した方々でした。あれだけ一緒にいた同級生からは心配の連絡は一つもない。Iリーグ前期が終わって一区切りしたタイミングで「俺って大切にされていないやん」と思いました。そこから「後輩に全国の経験をさせてあげたい」という思いが主体になりました。先輩が私にしてくれたように、後輩から「大切にされている」と思われる先輩になりたいと思いました。そしてシーズンが終わった今、振り返ると全国大会に出場できた試合は0回、情けないです。私は指導者としてBチームを全国に行かせてあげられなかったことが情けなかったです。Facebookには「平成30年度のアイリーグ開始から6年目、弊部過去最低順位を記録してしまいました」と広報されました。結果だけで言えば過去最低のチームとなってしまいました。Aチームで選手として戦う同級生にはあれだけ全国へ行く機会がありながら全国に出場すらできなかった結果が情けないと思っています。なんだかんだ言いましたが、私は高知大学体育会サッカー部が好きです。引退してもFacebookの確認もするし、同級生や後輩ご飯へ行きたいと思っています。ここまで感情的に綴っているので伝える順番や伝えたい事が伝わっていないかもしれません。これは成松将平個人としての意見です。私はそう思っていたというだけで深くは考えないでください。また、もっと話が聞きたい、ごはん行きたいという人はいつでも連絡ください。いつでも行きましょう。

改めて、「人を大切にする」ことが大学4年間の学びとなりました。これまで出会った人とこれから出会う人全員を大切にできるような社会人になりたいと思います。これまでに出会った人にこの機会で感謝を伝えたいと思います。

「ありがとうございます」

[DF 成松将平 (4回生)]

IMG_1113
↑来年の高知大を頼みます