このテーマにした理由は、前期、共にFWとしてプレーした本久の影響である。彼は常に誰よりも早く練習場に現れ、練習開始の一時間前からグラウンドを走り込み、ボールを蹴り、体を動かしていた姿を見てきた。同じFWとして負けていられないと心の中でライバル心を燃やしていた。だが、その差は試合で明確に表れた。Iリーグ第四節、vs四国学院戦。本久は圧巻のハットトリックを決め、堂々とチームを勝利に導いたのである。仲間たちの歓喜の中心に立つ彼の姿を見ながら、悔しさとチームの勝利とが入り混じる複雑な感情を抱いた。気づけば、切磋琢磨してきたはずの存在は遠く「雲の上」のように思った。彼に少しでも追いつき、追い越すために努力を積み重ね、前期、チームのために貢献できなかった分、後期では覚醒し、点を取り、勝利を呼び込むFWになりたい。


さらに私が覚醒をしたいのは、Iリーグだけではない。もうひとつの舞台であるビーチサッカーである。昨年、四国大会と全国大会において点を決め、ビーチサッカーの楽しさに気付いた。今年もビーチサッカーにおいて全国に導けるようなプレーをしたいと思う。Iリーグとビーチサッカーの両方で覚醒し、ダブルエースになれるように、本久の努力を見習い、日々努力していこうと思った。

また、私が覚醒したいのはサッカーのフィールドだけではなく、料理もだ。中村シェフと高橋シェフと共に開いている料理会では、サッカーの練習とは違った緊張感と楽しさがある。しかし、正直言って、中村シェフがメインで作る料理はあまりおいしくない。どうにかしてほしいと心から思います。中村シェフはグランメゾン東京の尾花夏樹シェフに憧れているが、調味料に頼る料理で似ているところは顔だけである。私は、そうならないように素材の味を活かし、音で焼き具合を判断できるようなシェフになりたい。

得点でも、料理でも、最高の「三ツ星」を手に入れる。フィールドとキッチンという二つの舞台で結果を出すことが、私にとっての覚醒であり、目標である。

[FW 竹之内涼太 (2回生)] 

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↑尾花夏樹になりたい男