このブログが投稿される12月17日は山口にてインターン活動をしております、石本龍之介です。引退した後は就活と卒論の執筆に追われ、むしろ大変な毎日を過ごしています。
全国大会が終わって約1か月が経ち、ようやく引退を実感するとともに、肩の荷が下りたような気がします。4年間の出来事を話し始めれば、4年以上喋れそうなくらい濃い時間を過ごすことができました。そんな4年間の最後にブログで何を綴るのか。実は3回生くらいからずっと考えてました。引退したとき何を書こうか。何を書こうと思うだろうか。色々と考え抜いた結果、ありのままを書くことにしました。自分がどういう人間か。普段どんなことを考えているのか。そして、ラストシーズンをどのように駆け抜けたのか。今思うことを書くことにしました。短編小説くらい書いてますが、ぜひ最後までご一読ください。
本題に入る前に、まずは周囲の人たちから自分がどうみられているのか気になるので、3人の部員に他己紹介をお願いしました。まずは最も尊敬し、サッカーの話をする、なぜか僕より長くサッカー部に在籍しそうな先輩、園岡優太さんに書いてもらいました。
ひねくれてる。文句多い。けど結局は行動する。人のためなら文句言いながらでも自分の仕事はきっちりこなすタイプの人間。組織に一人は必ずいる。マジでアシコ向いてるよ。ポケモンにするなら毒フェアリータイプ。誰かがこいつの毒を吐く人がいるが、それをこなしときゃ上手く何でもやってくれる。
はい、前半褒めてくれたのは嬉しいですが、後半は何言ってるかわかりませんね。でも、毒を吐かせてもらったことはとても感謝しております。お互い就活頑張りましょうね。
続いては、普段聞き手に回ることが多い僕が、一番正直に話していたであろう後輩、岡山紗奈さんです。
私から見た龍之介さんは、かなりおしゃべりだけど、その根っこはすごく繊細で、よく人や空気を見ています。いろんな人の相談を聞いて、一緒に考えて、同じくらい悩んでくれるのは相手の気持ちに本気で向き合っているからだと思います。優しくて「いい人」に見えるけど、それだけじゃなくて、自分なりの理想や大切にしているものがちゃんとあって、それを曲げない強さも持っています。時に怒ることもあるけど、それは龍之介さんの愛情の裏返しで、人をむやみに傷つけない生き方を選んでいるところが、私は本当にすごいなと思います。
はい、すごく良く書いてくれてますね。この文面は僕が凄い人みたいに見えるかもしれませんが、実際大した人間ではありません。こんなにいいこと思ってくれているとは……。感謝してます。
最後はサッカー部のピッチ内外問わず一番話をした、一応後輩の同い年、元兼世羅さんです。
彼を一言で表すなら、「八方美人」である。八方美人という言葉は、一般的にはネガティブな意味で使われがちだが、私はポジティブな意味で評価している。誰とでも上手く関係を築けることは、決して簡単なことではない。普段はどちらかというと聞き手に回ることが多い私だが、彼と一緒にいると自然と自分から話してしまう。彼はいつも嫌な顔をせずに相談にのってくれたり、不満を聞いてくれたりする。さらに、テキトーなボケにも必ずつっこんでくれる。どんな話でも肯定して受け止めてくれる彼は、きっと内心では否定的な意見を持つこともあるだろう。それでもそれを表に出さず相手を尊重する姿勢は、彼の大きな魅力である。一方で、その姿勢が人によっては「ネガティブな意味での八方美人」と捉えられることもあるだろう。私と彼はどちらも不満を溜め込みやすいタイプだからこそ、お互いが安心して本音を吐き出せる関係となっている。ただ、お互いがご飯を誘うタイミングはいつも悪く、なかなかご飯に行くことができない。私といつでもご飯に行けるこの期間をもっと大切にしてもらいたいものである。
はい、嫌がりながらもしっかり書いてくれました。僕自身、全く同じようなことを彼には思っていて、一番価値観が合うなと思っていたので安心しました。ご飯に行けないのは、僕が暇なときにバイト入れるのが悪いんだよ。ちゃんと予定空けときなさい。
と、私が様々な点で信頼する3人に書いていただきました。皆さん良いように書いてくれましたが、実際の私はどんな人間なのか。いよいよ本題です。皆さん飽きてませんか?お付き合いください。突然ですが、皆さんにとって「一番の人」は誰ですか?パッと思いつく人は誰でしょうか。家族・親友・恩師などなど人それぞれでしょう。私の人生においても、様々な選択やきっかけを与えてくれた存在がいます。しかしながら、「この人になら何でも話せる」なんて人は存在するでしょうか。真面目な話も、悩みも、昨日あった面白い話も、何でもこの人には話してしまう、そんな人が皆さんにはいるでしょうか。僕の場合は、この人にはこの話、あの人にはあの話と人によって話す内容が異なります。自分にとって、その話題を話すときに一番理解してくれる人を選んで話すようにしています。分かってもらえるでしょうか。
今シーズン、私はBチームの誰かとサッカーの話をする上で「一番の人」になろうとしました。とりあえずこの人に訊いておけば何とかなる。困ったらこの人に訊いてみよう。そんな存在に自分がならなければいけない気がしました。今年の初めのブログにも、たくさん部員と話をしたいと書きました。シーズン前は面談を行ったりもしました。選手でも監督でもない。そんな自分だからこそできる役割であると信じて、これまであまり絡んでこなかったような同期や後輩にも話しかけるようにしました。果たしてBチームの皆さんの目に、今シーズンの自分はどう映っていたでしょうか。もっと言えばBチーム以外の部員の皆さんの目にはどう映っていたでしょうか。機会があれば聞かせてほしいです。
正直、他人との会話なんて面倒くさいことも多かったです。自分は、年上の人や同期が訳のわからない言動をすると、「こいつ自分と同じくらい生きてるくせに子供だな」と感じるのでイライラしますし、もはや呆れて何も言いません。後輩に不満や文句を言われるとイラっとはしますが、「ま、こいつなんか言ってるけど年下だからな」というメンタリティで済ませられるので基本は笑って聞いてました。たまにどうしようもないやつもいましたけどね。朝練終わりにテント下で一生話した後輩も、ヒッチハイクに失敗してダル絡みしてくる後輩も、事あるごとにご飯に連れて行けと要求してくる後輩も、メディシントレーニングしながら僕の愚痴を聞いてくれる後輩も、試合に出られず不貞腐れてなぜかBのGPトレーニングを楽しそうに見ている後輩も、みんなひっくるめてかわいい後輩だったなと思います。この人たちが4年生になる姿は全く想像できませんし、なんなら心配が勝ちすぎる後輩もいますが、おそらく僕たちの代もそうだったのできっと大丈夫でしょう。世羅・舜、あとはよろしく。
ここからは、全国大会1回戦敗戦後に書いたものです。まだまだ3分の1ですよ!
一度落ち着いてから書こうかとも思いましたが、この感情が鮮明なうちに文字に起こしたいと思いました。人生初の全国大会は、思ってもみない形でスタートしました。技術的に自分たちを圧倒的に上回る相手に対してブロックを引いて守ると決めたこの試合。何とか全員でしのいでカウンター一閃。それが私たちの描いていたストーリーでしたが、まさかの前半4分で先制。珍しくベンチを飛び出して喜びました。しかしながら、ここから全国の厳しさを見せつけられ立て続けに4失点。普通であれば心が折れてもおかしくないこの状況でしたが、不思議とチームの雰囲気は悪くなく、逆転できるとさえ思っていました。後半は自分たちがボールを握る時間も増え、攻勢に出るシーンもありましたが、得点を奪うことはできず、1-4で終戦。全国の厳しさを肌で感じるとともに、チームとしての差は想像よりも大きくなかったとも感じました。もちろん、個人としての差は歴然としている部分もありましたが、一人一人のストロングやチームとしてやろうとしているサッカーは全く通用していなかったわけではありませんでした。だからこそ、終戦後自分の中に芽生えた感情は、「悔しい」よりも「楽しかった」の方が大きかったです。
小学生の頃から目指していた全国大会。まさか自分が指導側としてピッチに立つとは思ってもいませんでしたが、15年間サッカーに真剣に向き合ってきた時間が、15年間サッカーを続けてきた人生が報われたような、そんな感覚を味わうことができました。このような経験ができたのも、今年一緒に戦ってくれたBチームのメンバーのおかげであることは言うまでもありません。正直、ピッチ内外に関わらず、今年のBチームのことに関して頭を悩ませたことは無数にあります。毎週様々な問題が巻き起こり、その度に頭が痛くなり、よくストレスで禿げなかったなと思うばかりです。自分は大学生じゃなくて保育士だったかと疑うくらい、一人一人が自由で、マイペースで、自己中心的で、それでいて自己肯定感が高い。今後は自分のお世話は自分でできるようにしてくださいね。でもそれと同じくらい、Bチームでの1年間はとても楽しく、かけがえのない時間であったことも事実です。僕に対して不満を持つ人もたくさんいたことでしょう。見て見ぬふりをしながら、駆け抜けてしまったことをお許しください。今シーズンの不満や悔しさは、来シーズンのさらなる高知大の発展のためにぶつけてほしいです。きっと何とかしてくれると思います。がんばれ柊人。
ここからは後輩たちへ。ここで半分くらいです!ここまで読んでくれたら最後まで読んでくれますよね?
1回生。
高知大サッカー部での1年目はどうでしたか。突如始まった大学生活と、ありえないくらいサッカー中心の部活に心身ともに疲れたことでしょう。でも、この1年間で得られたこと、初めてだったこと、思い知ったこと、たくさんの経験ができたと思います。まだまだ皆さんは自分のことにフォーカスして、後悔のない大学サッカー生活を過ごすために向き合ってください。必ず見てくれている人がいます。その人と支えてくれる人と自分とを信じて、ひたすら突き進んでください。
柊磨・剛、腐らずに頑張ってください。行村、調子に乗らないように。
2回生。
これからの高知大があの頃の輝きを取り戻すことができるかどうかは君たち次第だと思っています。入学時からなんだか自分たちと同じ匂いがしている気がしていましたが、案の定そうでした。一人一人がマイペースで、サッカーに関しての熱がすごい反面、それ以外の活動には全く意欲的ではないという非常に手のかかる学年ですが、僕たちと違うところは、全員が続けていることです。そんだけか?と思うかもしれませんが、意外とこれがすごいことであると4年間が終わってから感じます。4年間どんな形であれ、サッカーを続けた先にしか得られないものがあるでしょう。そして、もう君たちは周囲のことや部のことを考えなければならない学年でもあります。役職に就く者もいるでしょう。人任せにせず、決して一人で頑張りすぎず、支え合いながらサッカー生活を楽しんでください。恵希・翔太、後悔のない選択をしてください。晃大・怜穏、現状に満足しないように。
3回生。
いよいよ君たちの代になります。このブログが上がっている頃にはまだ自覚のない者もたくさんいるでしょう。それは仕方がないことです、徐々に芽生えてくるものですから安心してください。君たちとは3年間の付き合いですが、最高学年としてチームを引っ張っていく存在になる姿が僕には全く想像できていません。みんな自分のことが大好きで、自分が正しいと思ってるのだろうと日々の言動から感じます。おそらく自覚のある人もいるでしょうが、それを周囲に発信できないところが甘さです。これからは君たちの一挙手一投足がチームの方針となり、規則となり、見られ方となります。「これくらいでいいや」と妥協したことがそのまま結果として現れます。もし、本当に後悔したくない、やりきったと言いたい人は妥協をしないようにしてください。ピッチ上での「たられば」を終わった後にしなくていいように、できることは全部してください。来年君たちの「おかげ」になるか、君たちの「せい」になるかは君たちの行動次第で変えることができます。がんばってください。景虎、僕はチーム全体を見渡せるのはあなたにしかできないと思っています。一人になりそうな同期や後輩を見たら声をかけてあげてください。侑哉、ほんとうに面倒くさくて、最後まで分からない後輩でした。周囲がどう思うかはわかりませんが、僕は否定しません。ラストシーズン後悔の無いように。瑚乃ちゃん、頑張りすぎて自分のキャパを超えて壊れることだけ心配ですが、適度に愚痴を吐いて思い詰めすぎないように、チームを支えてあげてください。紗奈ちゃん、来年は役職も増えて、慣れないこともしなくちゃいけなくて不安もあるだろうけど、自分にできることを精一杯頑張ってください。それが必ずチームのためになります。
同期へ。いよいよラストスパートです!
まずは4年間ありがとう。最初は30人以上いた仲間も気が付けば20人になってしまいましたね。辞めてしまった人を否定するつもりはありませんが、4年間続けた僕たちだからこそ得られた経験・感情があり、このメンバーでなければ成しえなかったものもたくさんあると思っています。
最後まで妥協せずチームを引っ張ってくれた翼。面倒事を引き受け、苦しみながらもしっかり結果を出した桐也。自分を押し殺してチームのために体を張ってくれたキノ。誰よりも熱い思いで怪我をしても闘い続けたコタ。大事な時に遅刻をするけど確実に欠かせない存在となった柊悟。誰よりも優しく、温かく、最後まで僕を肯定し続けてくれた山木。何度もチームのピンチを救い、他愛のない話を一番した基杜。チームに帰ってきてくれて、高知大を一番後ろから支えたもーりー。心身ともにボロボロになりながら、チームの勝利のためにすべてを費やして闘った聖太。嫌われ役も買って出て、常にチームがより良い方向に進むことを考えてくれていた凜。先頭に立ってピッチを走り回り、声を出し、体を張って闘った龍希。なんだかんだサッカーが大好きで意外とちゃんと人を見ている凜太郎。僕たちの無理な頼みや面倒な仕事を、嫌な顔一つせずしてくれたヒロ。自分らしさを貫き、試合に出たい気持ちを押し殺してチームのために尽くしてくれた侑央。どんなときも一番声を出し、チームを鼓舞し、チームを明るくしてくれたいっくん。チームのために自分の気持ちは見せないように、でも一番迷惑をかけてしまったという自覚もあり、それでもチームに欠かせなかった峰。本当はあんまり得意じゃないけど、キャプテンとして最後まで背中でチームを引っ張ってくれた拓実。イライラすることばかりで本当にムカつくやつだったけど、最後まで自分をぶらさなかった大誠。部員と敢司さんやぬのべさんたちとの板挟みになりながら、僕たちがサッカーに集中できる環境を作り、一緒に闘ってくれた絵美。全員が尊敬できる存在であり、かけがえのない存在です。ありがとう。
最後に、支えてくれた全ての人へ。
これまで出会った指導者の方々。皆さんのおかげで自分はここまで成長することができました。おかげさまで、まだまだ僕はサッカーと離れることができそうにありません。またどこかのグラウンドで会えることを楽しみにしています。ありがとうございました。
弟へ。
果たしてこれを読んでいるのか知りませんが、一応書いときます。大学サッカー、好きなだけもがき苦しむといいでしょう。考えに考え抜いた先には、思い通りの結果が待っているとは限りませんが、その過程は必ず自分のためになります。気が向いたら試合も見に行くから早く試合に出てください。くれぐれも高知大のじゃまだけはしないように。
両親へ。
まずは22年間支えてくれてありがとうございます。こんなところでしかお礼が言えないのはご存じの通りです。ことあるごとにすべてを知っているかのように連絡をくれる二人には適わないなとつくづく思います。15年間のサッカー生活、応援してくれてありがとう。いつも味方でいてくれてありがとう。僕をサッカーと出会わせてくれてありがとう。これからもよろしくお願いします。
長くなりましたが、これで僕の4年間の高知大学体育会サッカー部としての活動を締めくくりたいと思います。改めて、4年間お世話になりました。そして、ありがとうございました。
これからも自分らしく生きていきます。
では、またどこかで。
[学生コーチ 石本龍之介 (4回生)]

全国大会が終わって約1か月が経ち、ようやく引退を実感するとともに、肩の荷が下りたような気がします。4年間の出来事を話し始めれば、4年以上喋れそうなくらい濃い時間を過ごすことができました。そんな4年間の最後にブログで何を綴るのか。実は3回生くらいからずっと考えてました。引退したとき何を書こうか。何を書こうと思うだろうか。色々と考え抜いた結果、ありのままを書くことにしました。自分がどういう人間か。普段どんなことを考えているのか。そして、ラストシーズンをどのように駆け抜けたのか。今思うことを書くことにしました。短編小説くらい書いてますが、ぜひ最後までご一読ください。
本題に入る前に、まずは周囲の人たちから自分がどうみられているのか気になるので、3人の部員に他己紹介をお願いしました。まずは最も尊敬し、サッカーの話をする、なぜか僕より長くサッカー部に在籍しそうな先輩、園岡優太さんに書いてもらいました。
ひねくれてる。文句多い。けど結局は行動する。人のためなら文句言いながらでも自分の仕事はきっちりこなすタイプの人間。組織に一人は必ずいる。マジでアシコ向いてるよ。ポケモンにするなら毒フェアリータイプ。誰かがこいつの毒を吐く人がいるが、それをこなしときゃ上手く何でもやってくれる。
はい、前半褒めてくれたのは嬉しいですが、後半は何言ってるかわかりませんね。でも、毒を吐かせてもらったことはとても感謝しております。お互い就活頑張りましょうね。
続いては、普段聞き手に回ることが多い僕が、一番正直に話していたであろう後輩、岡山紗奈さんです。
私から見た龍之介さんは、かなりおしゃべりだけど、その根っこはすごく繊細で、よく人や空気を見ています。いろんな人の相談を聞いて、一緒に考えて、同じくらい悩んでくれるのは相手の気持ちに本気で向き合っているからだと思います。優しくて「いい人」に見えるけど、それだけじゃなくて、自分なりの理想や大切にしているものがちゃんとあって、それを曲げない強さも持っています。時に怒ることもあるけど、それは龍之介さんの愛情の裏返しで、人をむやみに傷つけない生き方を選んでいるところが、私は本当にすごいなと思います。
はい、すごく良く書いてくれてますね。この文面は僕が凄い人みたいに見えるかもしれませんが、実際大した人間ではありません。こんなにいいこと思ってくれているとは……。感謝してます。
最後はサッカー部のピッチ内外問わず一番話をした、一応後輩の同い年、元兼世羅さんです。
彼を一言で表すなら、「八方美人」である。八方美人という言葉は、一般的にはネガティブな意味で使われがちだが、私はポジティブな意味で評価している。誰とでも上手く関係を築けることは、決して簡単なことではない。普段はどちらかというと聞き手に回ることが多い私だが、彼と一緒にいると自然と自分から話してしまう。彼はいつも嫌な顔をせずに相談にのってくれたり、不満を聞いてくれたりする。さらに、テキトーなボケにも必ずつっこんでくれる。どんな話でも肯定して受け止めてくれる彼は、きっと内心では否定的な意見を持つこともあるだろう。それでもそれを表に出さず相手を尊重する姿勢は、彼の大きな魅力である。一方で、その姿勢が人によっては「ネガティブな意味での八方美人」と捉えられることもあるだろう。私と彼はどちらも不満を溜め込みやすいタイプだからこそ、お互いが安心して本音を吐き出せる関係となっている。ただ、お互いがご飯を誘うタイミングはいつも悪く、なかなかご飯に行くことができない。私といつでもご飯に行けるこの期間をもっと大切にしてもらいたいものである。
はい、嫌がりながらもしっかり書いてくれました。僕自身、全く同じようなことを彼には思っていて、一番価値観が合うなと思っていたので安心しました。ご飯に行けないのは、僕が暇なときにバイト入れるのが悪いんだよ。ちゃんと予定空けときなさい。
と、私が様々な点で信頼する3人に書いていただきました。皆さん良いように書いてくれましたが、実際の私はどんな人間なのか。いよいよ本題です。皆さん飽きてませんか?お付き合いください。突然ですが、皆さんにとって「一番の人」は誰ですか?パッと思いつく人は誰でしょうか。家族・親友・恩師などなど人それぞれでしょう。私の人生においても、様々な選択やきっかけを与えてくれた存在がいます。しかしながら、「この人になら何でも話せる」なんて人は存在するでしょうか。真面目な話も、悩みも、昨日あった面白い話も、何でもこの人には話してしまう、そんな人が皆さんにはいるでしょうか。僕の場合は、この人にはこの話、あの人にはあの話と人によって話す内容が異なります。自分にとって、その話題を話すときに一番理解してくれる人を選んで話すようにしています。分かってもらえるでしょうか。
今シーズン、私はBチームの誰かとサッカーの話をする上で「一番の人」になろうとしました。とりあえずこの人に訊いておけば何とかなる。困ったらこの人に訊いてみよう。そんな存在に自分がならなければいけない気がしました。今年の初めのブログにも、たくさん部員と話をしたいと書きました。シーズン前は面談を行ったりもしました。選手でも監督でもない。そんな自分だからこそできる役割であると信じて、これまであまり絡んでこなかったような同期や後輩にも話しかけるようにしました。果たしてBチームの皆さんの目に、今シーズンの自分はどう映っていたでしょうか。もっと言えばBチーム以外の部員の皆さんの目にはどう映っていたでしょうか。機会があれば聞かせてほしいです。
正直、他人との会話なんて面倒くさいことも多かったです。自分は、年上の人や同期が訳のわからない言動をすると、「こいつ自分と同じくらい生きてるくせに子供だな」と感じるのでイライラしますし、もはや呆れて何も言いません。後輩に不満や文句を言われるとイラっとはしますが、「ま、こいつなんか言ってるけど年下だからな」というメンタリティで済ませられるので基本は笑って聞いてました。たまにどうしようもないやつもいましたけどね。朝練終わりにテント下で一生話した後輩も、ヒッチハイクに失敗してダル絡みしてくる後輩も、事あるごとにご飯に連れて行けと要求してくる後輩も、メディシントレーニングしながら僕の愚痴を聞いてくれる後輩も、試合に出られず不貞腐れてなぜかBのGPトレーニングを楽しそうに見ている後輩も、みんなひっくるめてかわいい後輩だったなと思います。この人たちが4年生になる姿は全く想像できませんし、なんなら心配が勝ちすぎる後輩もいますが、おそらく僕たちの代もそうだったのできっと大丈夫でしょう。世羅・舜、あとはよろしく。
ここからは、全国大会1回戦敗戦後に書いたものです。まだまだ3分の1ですよ!
一度落ち着いてから書こうかとも思いましたが、この感情が鮮明なうちに文字に起こしたいと思いました。人生初の全国大会は、思ってもみない形でスタートしました。技術的に自分たちを圧倒的に上回る相手に対してブロックを引いて守ると決めたこの試合。何とか全員でしのいでカウンター一閃。それが私たちの描いていたストーリーでしたが、まさかの前半4分で先制。珍しくベンチを飛び出して喜びました。しかしながら、ここから全国の厳しさを見せつけられ立て続けに4失点。普通であれば心が折れてもおかしくないこの状況でしたが、不思議とチームの雰囲気は悪くなく、逆転できるとさえ思っていました。後半は自分たちがボールを握る時間も増え、攻勢に出るシーンもありましたが、得点を奪うことはできず、1-4で終戦。全国の厳しさを肌で感じるとともに、チームとしての差は想像よりも大きくなかったとも感じました。もちろん、個人としての差は歴然としている部分もありましたが、一人一人のストロングやチームとしてやろうとしているサッカーは全く通用していなかったわけではありませんでした。だからこそ、終戦後自分の中に芽生えた感情は、「悔しい」よりも「楽しかった」の方が大きかったです。
小学生の頃から目指していた全国大会。まさか自分が指導側としてピッチに立つとは思ってもいませんでしたが、15年間サッカーに真剣に向き合ってきた時間が、15年間サッカーを続けてきた人生が報われたような、そんな感覚を味わうことができました。このような経験ができたのも、今年一緒に戦ってくれたBチームのメンバーのおかげであることは言うまでもありません。正直、ピッチ内外に関わらず、今年のBチームのことに関して頭を悩ませたことは無数にあります。毎週様々な問題が巻き起こり、その度に頭が痛くなり、よくストレスで禿げなかったなと思うばかりです。自分は大学生じゃなくて保育士だったかと疑うくらい、一人一人が自由で、マイペースで、自己中心的で、それでいて自己肯定感が高い。今後は自分のお世話は自分でできるようにしてくださいね。でもそれと同じくらい、Bチームでの1年間はとても楽しく、かけがえのない時間であったことも事実です。僕に対して不満を持つ人もたくさんいたことでしょう。見て見ぬふりをしながら、駆け抜けてしまったことをお許しください。今シーズンの不満や悔しさは、来シーズンのさらなる高知大の発展のためにぶつけてほしいです。きっと何とかしてくれると思います。がんばれ柊人。
ここからは後輩たちへ。ここで半分くらいです!ここまで読んでくれたら最後まで読んでくれますよね?
1回生。
高知大サッカー部での1年目はどうでしたか。突如始まった大学生活と、ありえないくらいサッカー中心の部活に心身ともに疲れたことでしょう。でも、この1年間で得られたこと、初めてだったこと、思い知ったこと、たくさんの経験ができたと思います。まだまだ皆さんは自分のことにフォーカスして、後悔のない大学サッカー生活を過ごすために向き合ってください。必ず見てくれている人がいます。その人と支えてくれる人と自分とを信じて、ひたすら突き進んでください。
柊磨・剛、腐らずに頑張ってください。行村、調子に乗らないように。
2回生。
これからの高知大があの頃の輝きを取り戻すことができるかどうかは君たち次第だと思っています。入学時からなんだか自分たちと同じ匂いがしている気がしていましたが、案の定そうでした。一人一人がマイペースで、サッカーに関しての熱がすごい反面、それ以外の活動には全く意欲的ではないという非常に手のかかる学年ですが、僕たちと違うところは、全員が続けていることです。そんだけか?と思うかもしれませんが、意外とこれがすごいことであると4年間が終わってから感じます。4年間どんな形であれ、サッカーを続けた先にしか得られないものがあるでしょう。そして、もう君たちは周囲のことや部のことを考えなければならない学年でもあります。役職に就く者もいるでしょう。人任せにせず、決して一人で頑張りすぎず、支え合いながらサッカー生活を楽しんでください。恵希・翔太、後悔のない選択をしてください。晃大・怜穏、現状に満足しないように。
3回生。
いよいよ君たちの代になります。このブログが上がっている頃にはまだ自覚のない者もたくさんいるでしょう。それは仕方がないことです、徐々に芽生えてくるものですから安心してください。君たちとは3年間の付き合いですが、最高学年としてチームを引っ張っていく存在になる姿が僕には全く想像できていません。みんな自分のことが大好きで、自分が正しいと思ってるのだろうと日々の言動から感じます。おそらく自覚のある人もいるでしょうが、それを周囲に発信できないところが甘さです。これからは君たちの一挙手一投足がチームの方針となり、規則となり、見られ方となります。「これくらいでいいや」と妥協したことがそのまま結果として現れます。もし、本当に後悔したくない、やりきったと言いたい人は妥協をしないようにしてください。ピッチ上での「たられば」を終わった後にしなくていいように、できることは全部してください。来年君たちの「おかげ」になるか、君たちの「せい」になるかは君たちの行動次第で変えることができます。がんばってください。景虎、僕はチーム全体を見渡せるのはあなたにしかできないと思っています。一人になりそうな同期や後輩を見たら声をかけてあげてください。侑哉、ほんとうに面倒くさくて、最後まで分からない後輩でした。周囲がどう思うかはわかりませんが、僕は否定しません。ラストシーズン後悔の無いように。瑚乃ちゃん、頑張りすぎて自分のキャパを超えて壊れることだけ心配ですが、適度に愚痴を吐いて思い詰めすぎないように、チームを支えてあげてください。紗奈ちゃん、来年は役職も増えて、慣れないこともしなくちゃいけなくて不安もあるだろうけど、自分にできることを精一杯頑張ってください。それが必ずチームのためになります。
同期へ。いよいよラストスパートです!
まずは4年間ありがとう。最初は30人以上いた仲間も気が付けば20人になってしまいましたね。辞めてしまった人を否定するつもりはありませんが、4年間続けた僕たちだからこそ得られた経験・感情があり、このメンバーでなければ成しえなかったものもたくさんあると思っています。
最後まで妥協せずチームを引っ張ってくれた翼。面倒事を引き受け、苦しみながらもしっかり結果を出した桐也。自分を押し殺してチームのために体を張ってくれたキノ。誰よりも熱い思いで怪我をしても闘い続けたコタ。大事な時に遅刻をするけど確実に欠かせない存在となった柊悟。誰よりも優しく、温かく、最後まで僕を肯定し続けてくれた山木。何度もチームのピンチを救い、他愛のない話を一番した基杜。チームに帰ってきてくれて、高知大を一番後ろから支えたもーりー。心身ともにボロボロになりながら、チームの勝利のためにすべてを費やして闘った聖太。嫌われ役も買って出て、常にチームがより良い方向に進むことを考えてくれていた凜。先頭に立ってピッチを走り回り、声を出し、体を張って闘った龍希。なんだかんだサッカーが大好きで意外とちゃんと人を見ている凜太郎。僕たちの無理な頼みや面倒な仕事を、嫌な顔一つせずしてくれたヒロ。自分らしさを貫き、試合に出たい気持ちを押し殺してチームのために尽くしてくれた侑央。どんなときも一番声を出し、チームを鼓舞し、チームを明るくしてくれたいっくん。チームのために自分の気持ちは見せないように、でも一番迷惑をかけてしまったという自覚もあり、それでもチームに欠かせなかった峰。本当はあんまり得意じゃないけど、キャプテンとして最後まで背中でチームを引っ張ってくれた拓実。イライラすることばかりで本当にムカつくやつだったけど、最後まで自分をぶらさなかった大誠。部員と敢司さんやぬのべさんたちとの板挟みになりながら、僕たちがサッカーに集中できる環境を作り、一緒に闘ってくれた絵美。全員が尊敬できる存在であり、かけがえのない存在です。ありがとう。
最後に、支えてくれた全ての人へ。
これまで出会った指導者の方々。皆さんのおかげで自分はここまで成長することができました。おかげさまで、まだまだ僕はサッカーと離れることができそうにありません。またどこかのグラウンドで会えることを楽しみにしています。ありがとうございました。
弟へ。
果たしてこれを読んでいるのか知りませんが、一応書いときます。大学サッカー、好きなだけもがき苦しむといいでしょう。考えに考え抜いた先には、思い通りの結果が待っているとは限りませんが、その過程は必ず自分のためになります。気が向いたら試合も見に行くから早く試合に出てください。くれぐれも高知大のじゃまだけはしないように。
両親へ。
まずは22年間支えてくれてありがとうございます。こんなところでしかお礼が言えないのはご存じの通りです。ことあるごとにすべてを知っているかのように連絡をくれる二人には適わないなとつくづく思います。15年間のサッカー生活、応援してくれてありがとう。いつも味方でいてくれてありがとう。僕をサッカーと出会わせてくれてありがとう。これからもよろしくお願いします。
長くなりましたが、これで僕の4年間の高知大学体育会サッカー部としての活動を締めくくりたいと思います。改めて、4年間お世話になりました。そして、ありがとうございました。
これからも自分らしく生きていきます。
では、またどこかで。
[学生コーチ 石本龍之介 (4回生)]

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