今年は、本当に後輩たちに支えられた一年だったと、心から感じている。私たち4年生は、最終学年として結果を出さなければならない立場でありながら、ピッチの上では何度も後輩に救われた。開幕戦の先制ゴールから、最終節のゴールまで。苦しい場面でチームを前に進めてくれたのは、いつも後輩たちだった。頼もしさと同時に、感謝の気持ちしかない。

思い返せば1年生の頃、誰が相手でも迷わず仕掛け、目の前のボールをがむしゃらに奪いに行っていた。先輩たちが常に後ろで支えてくれていて、「いってこい」と背中を押されているような感覚だった。ボールを失うかもしれない場面でも挑むこと。2対1の不利な状況でも躊躇なく勝負すること。その姿勢こそが、自分の原点だったと思う。4年生になった今年、いつからか「抜けないかもしれない」という意識が先に立つようになった。狭い局面では、無意識に横パスを選ぶ自分がいた。その判断自体が間違いだったとは思わないし、チームとして正解だった場面も多かった。しかし、その選択を重ねる限り、最後の最後で相手を剥がし、シュートやラストパスで試合を決めれる選手にはなれない。分かっていながら、できなかった自分がそこにはいた。

調子の良い時を振り返ると、迷いなくプレーできている時だったと思う。考えすぎるほど、プレーは中途半端になり、ミスが増えていった。だからこそ、シーズン中に調子を上げるためにも、今の時期、特にアタッカーの選手には失敗を恐れず、どんどんチャレンジしてほしい。後ろや中に下げるのではなく、パス出す“ふり”をして正対し、自ら仕掛けにいく勇気。その姿勢を期待しています。りょうた。たな。小森。ゆうま。

最後に、チームに必要となるのは「違いを作れる存在」だと思う。0-0で迎える試合終盤、自然とボールが集まる選手。五分五分の「やってくれ」というボールに競り勝ち、相手とのズレを生み、ゴールを奪える選手。チームが無意識のうちに頼り、ボールを託したくなる存在。それこそが「違いを作れる人」だと思う。誰よりもハードワークし、球際で絶対に負けない。相手を確実に抜き去る。そういう選手が、チームを勝利に導く。私は、そういう存在になりたかったし、なるべきだった。翼主将に頼まれ、副将を務めることになり、同期には「自分が勝たせる」と豪語した。それにもかかわらず、この結果。情けなさしか残らない。2年生の頃から切磋琢磨してきた、こうたとりょうた。2年間、誰よりも激しくやり合ったかげ。中盤から何度も最高のパスを供給してくれたさとし。来年、特に期待しています。

今年は翼を中心に、チームの体制として多くの変化があり、不満を抱いた人も少なくなかったと思う。それでもホーム戦はもちろん、アウェーのリーグ戦まで応援に駆けつけてくれたことを本当に感謝しています。応援が選手の力になることを、これほど強く実感した一年はありませんでした。全員が同じ方向を向き、全員で戦えていた。応援に来てくれた多くの方々、部員、全体応援の期待に応えたい。その想いだけは、誰よりも強く持って戦っていたと思います。試合前、負けたくない。勝ちたい。優勝したい。監督のため、聖太のため、舜のため。後期開幕直前に怪我をしてしまった、こた、もとのため。高知大のため。みんなのため。緊張で震えたのは、サッカー人生で初めてでした。その舞台でサッカーができたことを、心から誇りに思います。感謝しかありません。
高知大学サッカー部、本当にありがとう。

同期へ
今年、同期の絆は間違いなく深まったと思う。選手として戦いながら、必ず応援に来て共に戦ってくれた選手。チームのために厳しく、時に衝突しながらも、芯をぶらさず導いてくれた選手。4年生が少ない中でキャプテンとしてチームを率い、大きな背中を見せてくれた選手。選手であると同時に、主務として見えない部分の仕事を背負い続けた選手。私の後ろを支えてくれた、頼れる左サイドの選手。スーパーセーブで何度もチームを救ってくれた選手。全力でぶつかり合い、喧嘩もしたライバルであり、親友。一番悔しいはずなのに応援に回り、最後は最高のプレーを見せてくれた選手。同じ副将として、何から何まで支えてくれた選手。一番の重圧を背負いながら、常に私の前を歩いてくれていた選手。信頼し、頼り、時に厳しく導いてくれた最高の学生コーチ。1人になってからも裏方の仕事を担い、ボトルの水を切らすことのなかったマネージャー。

こうして振り返ると、自分は何もしていなかったと思います。同期に助けられた一年でした。人数は減ったけれど、少数精鋭も良かったです。最後まで走り続けた同期は間違いなく誇れる仲間です。

後輩たちへ
縦のつながりも大切ですが、横のつながりを大事にしてほしい。最後に信頼し、頼りになるのは隣にいる同期です。3年生はいよいよラストの一年になります。翼を中心とした4年生が最後の一年にどんな想いで取り組み、どんな過程を経て、どんな結果に辿り着いたのか。そのすべてを、目の前で見てきたはずです。今年の「無敗2位」は、決して誇れる結果ではありません。それでもやり切ったと胸を張って言えます。Aチームは、私が2年生の頃から全国に届いていません。この一年の経験を必ず来年に繋げてください。心の底から応援しています。

両親へ
何不自由なく、ここまでサッカーを続けてこられたのは、両親のおかげです。この言葉につきます。Iリーグでスタメンではなかった頃から、試合に足を運んでくれたこと。本当に、ありがとう。

4年間本当にお世話になりなりました。全ての出会いと経験に感謝します。

[MF 木下遥登 (4回生)]


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