4年生ブログのラストバッター、山下裕司です。
今、17年間のサッカー人生が終わることに、嬉しくもあり、悲しくもあり、なんだかよく分からない気持ちになっています。
芸能人の武井壮さんがある番組で言っていました。「スポーツを極めることはギャンブルだ」と。サッカーというスポーツの価値を知る前から始め、多くの時間を犠牲にしてきても、成功するのはほんの一握りの人たち。まさしくギャンブルです。
これまでサッカーに費やした時間を全て勉強に充てていたら、とんでもないやつになったんじゃないかと思っちゃいます。そんなギャンブルをよく続けたなと、我ながらに思います。しかし、このギャンブルに没頭したことは、私の人生にとってとても意味のあるものになり、また私の人生を語るうえでサッカーは欠かせません。人生をもう一度やり直すとしても、またこの賭けをやることでしょう。それくらい素晴らしいものでした。
前置きが少し長くなりましたが、まずは、今年のサッカー部を応援してくださった方々に感謝します。1年間、主将を務めてきたことで、沢山の方々が高知大学サッカー部を気にかけ、応援してくださっていることを感じることができました。そして、その大きさに驚くことも多かったです。こうして、周囲の協力に目がいくようになったのは、自分のことだけを考えてプレーしていた頃とは違い、私も少しは成長できたのかなと思います。
応援くださる方々の思いには、やはり結果で応えるしかなかったのですが、今年のトップチームは、何も結果を残すことができませんでした。本当に申し訳ない気持ちです。また、サッカー部の代表として結果を出す責任があったのですが、それも果たせず、全部員に対しても申し訳なく思います。
今年は、なぜか上手くいかない。どうしたらいい。正解を知る人はいない。何か変えよう。やらなきゃ。それでもなかなかできない。そんな難しい年でした。本当ならば、自分がブレない柱にならなければならなかったのですが自分自身も全く納得のいくプレーはできませんでした。2年前に大きな失敗をしてから、もう一度あの全国の舞台で納得してもらえるプレーをしなければと思っていたのですが、それも叶わずでした。自分の力が足りませんでした。
最後の年にこういう結果で終わってしまうことをとても残念に思います。やれることはまだあったと後悔する気持ちもあります。だから、後輩たちは今年の失敗をしっかり来年以降に活かしてください。たとえ環境が以前と変わろうと、高知大学体育会サッカー部は強くなくてはなりません。それだけの歴史があります。その歴史を止めてしまった私たちからの情けないお願いですが、また強い高知大学が帰ってきたと思わせる結果を残してほしいと思います。よろしくお願いします。
Iリーグがない4年生は、引退までの最後の1ヶ月を県リーグに出場し、サッカー人生が終わることに悔いを残さないように精一杯プレーをしました。この1ヶ月は本当に楽しく、今までのサッカー人生で一番笑い、思い切ってサッカーができたことを感じています。
どうしてここまでサッカーを楽しめたのか。背負うものがなくなったからでしょうか。必死に勝利を求めなくていいからでしょうか。サッカー人生が終わる喪失感と解放感からでしょうか。それらもあるかもしれませんが、一番の要因は、全員が4年生のみんなでサッカーができていることにあったと思います。このメンバーでなければここまで楽しむことはできなかったでしょう。
大学生活のほとんどの時間は4年生のみんなと過ごしてきました。何をするにもみんなと一緒で、この空間の居心地が良すぎて、サッカー部以外の友達がほとんどできなかったほどです。サッカーについて語り、同じ目標に向かって、共に悩んで共に戦い、助け合い、しょーもないことで大笑いできる4年生のみんなが大好きでした。4年生のみんなと出会えたことが、高知大学サッカー部に入って得た一番の喜びだと言い切ることができます。
高知大学サッカー部に入って良かった。
卒業すると、みんなと毎日会うことはできなくなりますが、この4年生のみんなとの関係は今後も続いていくと確信しています。みんな、4年間ありがとう。そしてこれからもよろしく。
最後に、全部員に対し、今年、主将を務めさせていただいたことに感謝したいと思います。そして、サッカーを通じて、私と関わってくださった全ての方々に感謝します。私の人生第1章は終了です。自分ではいい物語だったと感じています。荒波が予想される第2章ですが、サッカーで得たものを活かし、豪快に乗り越えてゆきたいと思います。
[DF 山下裕司(4回生 主将)]
