GKに対するイメージ、それは「ユニホームの色が違う」、「手でボールが扱える」、「走らない」、「ボールが当たったら痛そう」、「でかい奴が有利でチビは不利」といったところだと思います。これだけでもGKは如何に特別なポジションであるかがわかります。僕の見解では、日本人のほとんどはGKをやりたくない派です。理由は、痛いし面白くないと映っていることが大きいでしょう。
試合で打たれる数本のシュートを止めるために、練習で土まみれになりながら何万本のシュートを止めに行く。チャンスの時もピンチの時も勝ってる時も負けてる時もユニホームが違うGKは孤独です。指先1センチの勝負が結果を左右します。GKのミスはゴールに直結します。
皆さんはこれを聞いてGKがさらに嫌になりましたか?
僕はそうは思わない人です。むしろこれら全てがGK最大の魅力だと思うし、今GKをしている理由なのです。縦2.44m横7.32mのゴールにボールを入れさせないための作業。指先1センチの世界を制するために、構え方から始まり、手の位置や足の幅や運び方、重心の位置、基礎筋力の向上や柔軟性などその他多くの要素を突き詰めていく必要があります。細かい箇所をこだわり続けてようやく数mmボールに近く。当然多くの失敗をするし、なぜ止めれないかを悩み苦しむこともあります。しかし、これらを乗り越え、シュートを止めれた時の感覚は何にも変えがたい達成感と遣り甲斐を感じます。たとえ、顔面で止めて鼻血が出たとしても、痛さより止めれたことの喜びが上回ってニヤニヤするし、みんなが点をとって4-0で勝った試合より、格上相手に0-0のPK戦で勝つリスキーな試合の方がしたいと思います。もはや変人。GKは変人のやるポジションです。
高知大学サッカー部のGKも個性的な変人が集まっています。それぞれに長所と短所があり、ゴールを守るために個々に課題と向き合い、日々練習をしています。言い訳はいくらでもできます。
「土のグラウンド」
「GKコーチがいない」
全国ベスト16を目指すチームでこの環境なのは僕たちだけかもしれません。だからこそ負けたくないのです。たった5人のGKが取り組んできたことが、間違いではなかったことを証明したい。この1年、全カテゴリーでGKがチームを救います。
フィールドプレーヤーへお願い
ぜひ、愛をもってGKに関わってほしい。GKが緩んでると思えば、本気で喝を入れ、要求があるなら積極的に出してほしい。ナイスだと思えば褒めまくってほしい。ミスができないポジションだからこそ、逆に褒められた時の嬉しさは計り知れないのです。どんな些細なことでも良いです。チームの一員として、チームをよりよくしていくためにGKにもっと関心をもってほしい。知ってほしい。今年、かず、かずほ、とも、ともきと共に高知大学GKとして大きく成長します。チームGKを応援よろしくお願いします。
PS 「GK楽しそう」そう思う変人がいれば、ぜひGKをやりましょう!お待ちしています!
GK 森下尚人 (新4回生:副将)
↑ 先日、理想のGK像をテーマにミーティングを行いました。
