「高知大学サッカー部は全国常連のチームであり、四国では負け知らず」 
これは4年前、高知大学を入学を決意するきっかけとなった言葉。

「高知大学は前のようにタレントがいないから今年も厳しいやろな」 
これは今シーズンの関西遠征で、とある関係者がボソッと口にしていた言葉。

僕はこの相反した言葉を今でもよく思い出す。この4年間で高知大学サッカー部が大きく変わった。監督が変わり、GKコーチがいなくなり、20年以上続いていた全国大会の出場記録が途絶えたことだけでなく、トップチーム無冠で終わったシーズンもあった。入学時、私は全国に出て活躍する自分を想像していた。しかし、大学サッカーの9割は悔しい思いで成り立ってきた。怪我を繰り返し腐っている自分。SULでチームを勝たせられない自分。チームが負けているのに出場機会が得られない自分。サブ組で文句しか言っていない自分。自分のせいで試合に負け泣いている先輩や試合に勝ったのに泣いている先輩を見ていく中で、自分のレベルではチームを満足に勝たせることができない。そう感じ続けながら、全力で練習をすることで不安を消化してきた。
 
そうして迎えた今シーズン。私が副将になりたい思った一番の理由は、全国大会に出場し活躍したいという目標を自分自身の力だけでは達成できないと感じたからである。副将としての責任を持つことで目標達成ができるのではないかと思ったからである。また、これまでチームに対して受け身であった自分自身を変えたいという想いから引き受けた。

そんな想いでスタートしたが、コロナの影響もあり、思い通りにサッカーができない状態が続いた。また、選手として、副将として、周りに求められていることができているのか、自問自答することがほとんどだった。時には、「なおとにはそうゆうこと(副将としての振る舞い)を求めてない」と笑いながら言われることもあった。何がいけないのか、キャラがそうさせているのか、俺には何を求められているのか、自分自身は必要なのか、できることはなんなのか、自分なりに考え続けてきた。天皇杯やリーグ戦では結果が出ず、苦しい時期もあったが、四国トーナメントを優勝して全国大会で活躍するチャンスを得られることができた。個人として、チームとしてやってきたことがようやく1つ報われた瞬間だった。優勝したことも嬉しかったが、仲間が応援に来てくれたことが何より嬉しかった。長い移動時間をかけて、わざわざ駆けつけてくれた仲間に今年のスローガンである「和」を感じた。僕はこんな仲間がいる高知大学サッカー部が大好きだ。100人以上が同じ目標に向かって、日々サッカーに向き合い、刺激がもら得ながらも居心地が良い組織は他にないと思う。後輩には高知大サッカー部の良さを活かしながらどんどん進化していってほしい。
 
多くの人に支えられてきたが、あき、とうや、よしき、なべ、マネージャーには特に感謝したい。あき、常にチームの中心として方向性を導いてくれたありがとう。頼りっぱなしだったと反省してる。とうや、練習試合でも緊張するくらいチームの事を考え、同じ学年が多く人間関係も難しい中、ヘッドコーチをしてくれてありがとう。よしき、去年の悔しい想いを殺して、アシスタントコーチを引き受けてくれてありがとう。なべ、嫌われ役を買ってでもチームがより良く活動できるように運営してくれてありがとう。マネージャーのみんなが欠かさずグラウンドに来てくれるおかげで、サッカーに集中することができましたありがとう。(毎回、街に送迎してくれてありがとうケバブ)

今年もスポンサーの方々の資金提供やOBの方々のオンライン講座、窪川の方々の食料提供など多くのサポートをしていただきました。本当にありがとうございました。ここまで引退会見みたいな内容を書いてきましたが、僕たちはまだ何も成し遂げでいません。目標を達成するために、全国大会に向けてチーム一丸となって活動しています。コロナ禍で思うような活動にはなっていませんが、それぞれが強い想いを持って取り組んでいます。自分のために、チームのために、試合に出られない仲間のために、引退した4回生のために、四国の代表として自覚と責任を持って全力で戦ってきます。ぜひ、応援よろしくお願いします。

最後に、両親に感謝の言葉を述べさせてください。16年間、不自由なくサッカーを続けることができたのは両親のおかげです。サッカーを続けていなかったら、こんなに素晴らしい経験をすることはなかったし、仲間に出会うこともなかったと思います。僕は本当に幸せ者です。ありがとう。どんな形で最後を迎えるかはわからないけど、感謝の気持ちを持って全力でサッカーするので応援よろしくお願いします。

[GK 森下尚人 (4回生/副将)]

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↑ 写真で一言 なべ就職おめでとう。