トップチームの活動が終わり、2か月が経とうとしています。引退した後、みんなに会うと、明るくなったと言われることがよくあります。自分自身もそう思います。もし、勝てていればなんて思うこともありますが、今シーズンは「最大限だった」と最近まで思っていました。でも、今は少し違うことを考えています。少し過去を振り返って、自分の気持ちを整理するとともに、何か後輩に伝えられることがあればと思います。

今シーズンのはじまりは特に忙しかった。教育実習があり、DENSOの活動があり、練習があり、自分のキャパを越えていると正直思っていた。熱が出ても、実習を休めば留年になるから休めない。熱は39.0度まであがり、声も出なかったが、自分がスカウティングをしなければ、選抜チームに迷惑がかかるため死に物狂いで試合を見た。この時点で自チームを気に掛ける余裕なんて無かった。選手からは、「練習が…」「試合の時…」などの声が上がっていたが、正直気にしていられなかった。ここができている、ここは課題と思う所はあったが、どうにかなるだろうと放っていたことが事実だと今は思う。そのせいで、しょうたが泣くことにはなりましたが。ごめんね。

迎えた天皇杯初戦は案の定、厳しい試合展開であった。SUL開幕戦も引き分け。いわゆる保守的な考え方であったと思う。それは戦術とスタートに大きく表れていたであろう。2節目は大敗。今シーズン終了後、「あそこで決めていれば」と何度も思ったが、負けは負けで自分のせいである。これは事実として揺るがない。きののせいじゃないよ。

分析としてスカウティングを外すことは四国のレベルではほとんどなく、むしろそっちの方が向いていると思っていた。勝てなければ分析専門でやっていくと監督にも伝え、迎えた第3節はなんとか勝利。この試合は選手に助けられた。祥慧が走りまくって、虎太朗が決めて、ときやくんがレッドカードをもらってまで体を張ってくれて、全員が必死に守ってくれた。ありがとう。

この時期は迷っていたことが多かった。練習中も迷走していたと思う。この時期に立ち直ることができたのは、間違いなく先輩たちのおかげであった。和郎さんがずっと話を聞いてくれ、なおとくんが相談に乗ってくれ、竹本登也さんがシーズン中にも関わらず、2時間も電話をしてくれた。そんな偉大な先輩たちのおかげで今シーズン闘えたと思う。ありがとうございました。しかし、結局、天皇杯予選は準決勝敗退。SUL第4節は0-5の大敗。自分の中の原因と、先輩たちの意見が重なった部分があったので、そこを修正するだけで劇的に変わると思っていたが、周りはそうでもなかったというか…。ここで言うと尖りすぎているのでやめておく。

今シーズンのベストは、SUTの準決勝と決勝であったと思う。伊織が決めて、映太が外して、翼がいつもと違う方にPKを決めて、侑也が仕留めて勝利。決勝は負けたが、周りからは、「久々にトップの試合でワクワクした」と言ってもらえた。勝てなければ意味がない。結果がすべてであるとは常々思うが、あのゲームはこの先の大きな財産になったことは間違いない。

後期は結局、3勝1敗1分けの結果で終わったが、自分としては、そこではなかった。今シーズンを通して、練習と試合の内容、それを起因とする結果。何がうまくいって、何がうまくいかなかったのか。そこだけにフォーカスしていた。それが分かったからこそ、「最大限であった」と思っていた。後悔はあっても、これ以上はなかった。でも、引退後、卒論でTRを行った時、目に移った光景は自分が思っていたものとは別のものであった。

トップの選手たちが自分の話を真っ直ぐに聞いてくれている姿であった。そんなわけないと思った。2シーズンを通して結果が出ず、何も達成していない自分のことなんか信頼されていないと思っていた。文句がたくさんあることも知っていた。そんな中でも、選手は自分のことを見てくれていたのか。

この時からである。自分の中にずっと疑問と後悔が引っかかっている。自分は選手のことをちゃんと見ていたのか。自分がした行動の内容とその結果だけしか見ていなかったのではないか。もっと選手のことを見ていれば。「愛斗くん、練習来てくださいよ。」「愛斗4年間ありがとう。」この言葉が今では重く重くのしかかってくる。

学生コーチは、シーズン中、絶対に周りが見えなくなります。これは歴代の先輩方もそうでした。桐也、きの、基杜、翼、しん、柊悟、伊織、こたくん。みんなが入学してからずっと同じカテゴリーで毎日サッカーしてきたね。ありがとう。どうせ、「名前が先に出てきてる方が思い出が深い」とかで喧嘩すると思うので、名前はランダムに書いています。たまには、聖太のことをちゃんと見ているアピールをしてあげてください。うまくいかないことや文句も出ると思います。でも、命を削って頑張ることは教えたつもりなので、頑張るでしょう。なんやかんやで応援しています。

航太、景虎、亮太、智也、こもはる。後輩の間は、少しの責任感を持ちながら、存分にサッカーを楽しんでください。コツコツ頑張ってください。僕も4年間の積み重ねのおかげで、自分の力で進路を決定できました。間違った方へ進みそうなとき、しんどい時は、先輩を頼ってください。必ずいい方へ連れて行ってくれると思います。航太、もう散歩中の先輩にカツアゲしないでください。

4年生は多すぎるので直接言います。ご飯行こう。

長くなりすぎたので、この辺で終わります。ありがとうございました。大学1年からやり直すことができても、4年間学生コーチはもうしないかな。

[学生コーチ 福本愛斗 (4回生)]

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↑ビビりすぎや